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臨検と是正勧告等について

1.臨検監督(臨検)について
 労働基準監督官には、法律によって行政上の権限(労基法101条)と司法警察員として
の権限(労基法102条)が付与されています。その中の一つが臨検監督(臨検)です。臨
検とは、労働基準監督官が、労働基準法関係法令違反の有無を調査する目的で事業
場に立ち入ることをいいます。
 原則として臨検は、事前に日時や必要な帳簿・書類等を知らせてくれますが、場合に
よっては抜き打ちで行われることもあります。また、サービス残業の実態を把握するため
に、夜間に調査が行われることもあります。
 臨検には、大きく分けて2つの種類があります。定期監督と申告監督の2つで、前者
は、労働基準監督署が年度の方針を決めて、それに基づき定期的に実施するもので、
後者は、労働者からの申告があったときに実施するものです。最近は、後者の申告監
督が増加しているといわれていますので、日常的な労務管理が重要です。
労基法101条(労働基準監督官の権限) 
 労働基準監督官は、事業場、寄宿舎その他の付属建設物に臨検し、帳簿及び書類 の提出を求め、又は使用者若しくは労働者に対して尋問を行うことができる。
労基法102条(司法警察官としての職務権限)
 労働基準監督官は、この法律違反の罪について、刑事訴訟法に規定する司法警察 官の職務を行う

2.是正勧告等について
(1)是正勧告書
 是正勧告書とは、労働基準監督官が会社を臨検した際に、労働基準法関係法令違反
があったと認めたときに、その是正すべき違反行為を監督官が記入して、会社に対して
交付する文章です。監督官は、事業主又は立会者に該当事項を説明し、受領者は書類
の受領年月日、記名及び押印をすることになります。
 是正勧告書は、「命令書」ではなく「勧告書」ですから、強制力はありませんが、この勧
告に応じなければ、監督署は法違反として司法処理(送検処分)に移行することもありま
す。
(2)指導票
 指導票とは、労働基準監督官が会社を臨検等した際に、労働基準法関係法令違反と
はいえないものの、改善を図らせる必要のある事項があった場合に、その事項を改善
すべき旨を記して会社に交付する文章です。
(3)報告書
 報告書とは、是正勧告書・指導票に記載された事項について、会社が所轄の労働基
準監督署に対して是正・改善の状況を報告するための文章です。具体的には、会社の
違反法条項、是正内容、是正完了年月日等を記載し提出します。正当な理由があれ
ば、それを説明して是正期日を延期してもらうこともできますが、基本的には早急に作
成すべき書類です。是正勧告書に対する「是正報告書」、指導票に対する「改善報告
書」の様式は同一になっているため、必要に応じて、「是正」「改善」の部分を取消線で
抹消して用います。




是 正 勧 告 書 (例)
平成19年6月13日
○○○○株式会社
代表取締役 ○○○○ 殿

○○○○労働基準監督署
労働基準監督官 ○○○○ 印

 貴事業場における下記労働基準法、労働安全衛生法              違
反及び自動車運転者の労働時間等の改善のための基準違反については、それ
ぞれ所定期日までに是正の上、遅滞なく報告するよう勧告します。
 また、「法条項等」欄に□印を付した事項については、同種違反の繰り返しを
防止するための点検責任者を事項ごとに指名し、確実に点検補修を行うよう措置
し、当該措置を行った場合にはその旨を報告してください。
法条項等
違 反 事 項
是正期日
労基法第32条
 時間外労働に関する協定がないにもかかわらず、
即 時
労働者に時間外労働を行わせていること。
  
労基法第37条
 時間外労働に対し、2割5分以上の率で計算した
19・7・31
割増賃金を支払っていないこと。
  
労基法第89条
 常時10名以上の労働者を雇用しているにもかか
19・7・31
わらず、就業規則を作成し、監督署に届け出ていな
いこと。
(以下余白)
  
  
  
  
  
受領年月日
受領者職氏名
  平成19年6月13日
          総務課長 ○○○○ 印



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